大学受験のリスニング学習法② 【シャドーイング】2022.01.14
前回のコラムでリスニングを上達するためには、
『シャドーイング』・『ディクテーション』・『多読』
この3つの練習法が効果的だと紹介しました。
今回はその中の『シャドーイング』について紹介をしていきます。
・シャドーイングとは?
お手本とする教材(単語帳など)の英文の発音をする練習方法です。
CDやアプリなどでお手本の音声を聞いて、即座に発音をしましょう。
手元に単語帳などを用意して、スペル・意味を見ながら行うと更に効果的です。
また、シャドーイングに関しては、音読をするのが理想ではありますが、黙読やささやき声、口を動かすだけでも大丈夫です!
・どんな効果があるの?
このシャドーイングによって、『発音』⇔『意味』、『発音』⇔『スペル』を対応させる練習になります。
英語を聞いてどんな意味なのか分かる。どんなスペルなのか分かるようになるということです。
リスニングだけではなく、文法問題などにも役立ちます。例文をたくさん覚えることになるので、並び替え問題や長文を和訳するときにも覚えた知識が役立つことが多いです。
・いつ、どれぐらいやればいいの?
シャドーイングは文章量にもよりますが、1文で50回程度はしましょう。
暗唱できるようになるまでが目安です。英文を発音して、その意味が頭に思い浮かべば完璧です。
登下校の電車などのスキマ時間を使ってどんどんやっていきましょう!
また、普段の単語暗記にシャドーイングを取り入れるのも効果的です。
シャドーイングを行いながら単語の暗記を行うことによって英単語を忘れにくくなります。
まず意味やスペルを覚えて、後から発音を覚えるのは二度手間になるので、同時にできるといいですね!
リスニングはすぐに点数に繋げることが難しいものです。
時間がかかり、モチベーションも上がりにくいです。
しかし、他の教科・単元と同じで、しっかりと対策を行えば点数は上がります。
このシャドーイングはリスニング対策の最も基礎となる部分です。
単語暗記と組み合わせて、根気よく続けていきましょう!!!
今回は『聞き取る力』を鍛えるための『シャドーイング』を紹介しました。
次回は『ディクテーション』を紹介します!